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モリカケをいくら追求しても野党は勝てない

大方の予想通り、進展は何も無かった。

 

政府「首相指示ない」=野党「国民は納得せず」―加計問題、衆院委で質疑

11/15(水) 19:12配信

時事通信

 衆院文部科学委員会は15日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設が認可されたことを受け、質疑を行った。

 林芳正文部科学相は、決定に至る過程で安倍晋三首相の指示はなかったとし、認可判断の正当性を強調した。野党は、引き続き徹底審議を要求した。

 先の衆院選後、初の国会論戦。立憲民主党逢坂誠二氏は、獣医学部設置に関し、同学園の加計孝太郎理事長が首相と友人関係にあることから「首相や官邸が何らかの肩入れをしたのではないか」とただした。林氏は「首相から文科省に指示はなかった」と否定した。

 林氏は手続きについて「国家戦略特区のプロセスの中で関係法令に基づいて、関係省庁の合意の下で適切に進められてきた」と指摘。その上で「先端ライフサイエンス研究の推進など新たなニーズに対応するものと確認された」と強調した。共産党の畑野君枝氏らへの答弁。

 政府が獣医学部新設の条件とした「既存大学では対応困難」など4項目の検討状況も議論となった。林氏は「(内閣府による)国家戦略特区の認定を経て設置認可申請がなされている。大学設置・学校法人審議会では特区構想との整合性について審査する役割を有していない」と述べ、文科省独自の検討は行っていないと説明した。

 希望の党山井和則氏は「国民は納得していない。(国会に)首相、加計理事長を呼び、幕引きではなくしっかり審議すべきだ」と批判、認可取り消しも求めた。 

 

 首相の解散権を上回る大義であると主張していた、モリカケをめぐる国会審議。野党の追及に目新しいものは何も無い。何がしたいのか? というのが率直な感想だ。

そもそも行政は歪む

これまでも述べたが、加計学園の問題の本質は「特区の認可に首相との距離は考慮されるのか?」の一点のみで、設置の可否自体は本質から離れた問題だ。そしてこれを証明する事は、明確な証言や贈収賄等の物証が無ければ不可能だ。これを提示するのは追及する側、つまり野党とメディアである。無いものは出せないのだから。

 

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与野党の質問時間の配分をめぐり、世論調査では野党が現状の「8割」の時間を確保する事に、批判的な声が多く出た。加計学園をめぐる政府の答弁に全面の納得はしていないが、国会審議の8割も使うほどの事ではないという「民意」だ。

野党の姿勢には「政権の支持率を落とそう」との意気込みは感じるが、それだけだ。今の日本にとって喫緊の大きな課題は、北朝鮮情勢であり、社会保障と消費税であり、景気対策であり、雇用と賃金だ。原発でも憲法でもモリカケでもない。おそらくこれが判らないから、いつまでたっても野党のままなのだろう。

野党もメディアも好き勝手に無責任に追及してもいい話題が大好きだ。いま、有権者は冷静にそう見ている。安倍政権が悪の権化に見えているうちは、野党もメディアも負け続けるしかない。

 

 

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